17日、freee 株式会社が提供する「クラウド会計ソフト freee」は、みずほ銀行が提供する「みずほビジネスWEB」とのAPI 連携を開始すると発表した。
同社によれば、クラウド会計ソフトとメガバンクとのAPI連携、および法人インターネットバンキングとの接続実現は国内初という。
日本経済新聞も16日、「3メガ銀、フィンテック本格提供 口座とサービス連動 会計・決済法人に」と報じており、今後は業界的なメガバンク提供のバンキングサービスとのAPI 連携が加速するものとみられる。
画像:freeeが「みずほビジネスWEB」と公式API連携 | プレスリリース | freee株式会社
従来は「クラウド会計ソフト freee」ユーザが「みずほビジネスWEB」のログインID/パスワードを「クラウド会計ソフト freee」上に保存していたが、今回のAPI 連携開始で、 freee側はそうしたログイン情報を取得しないこととなった。
現在のところ、基本的に提供されるサービスに変更はないものの、ユーザとしてはセキュリティ面での信頼性が向上することとなる。
この他にIT proでは、会計ソフト製作会社にとっての利点として、インターネットバンキング側の仕様変更が、会計ソフト側からの情報取得に影響を及ぼしにくくなると解説しており、今後のサービス提供の継続性といった面でもユーザはメリットを享受できる可能性がある。
株式会社 freeeは、新規開業手続きを支援するサービス「会社設立 freee」でも、みずほ銀行口座開設と連携を発表しており、今後も同社との提携・連携を行うことで、スモールビジネスに携わる全ての人が、本業に集中できる世界の実現を目指す。